専門職に就く

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義手義足のスペシャリスト

ケガ・病気などによって手足の一部やその機能を失った人にとって、日常生活を送るうえで大きな助けとなるのが義肢です。この義肢ですが、どのような仕様にすればよいかを考えるのは医師の仕事です。しかし実際に製作するのは、その業務に特化した専門職です。そのような専門職を、義肢装具士といいます。義肢装具士は義手・義足などの義肢及びギプス・コルセットなどの治療用装具の製作を専門に行う職種です。医療関連職に分類されていますが、製造業と言ってもいい仕事です。ただ、サイズや機能の調整などについて患者の相談を受けながら作業を進めていくため、やはり治療者としての性格を色濃く持っています。近年では海外の戦争被害者のためにボランティア活動をしている義肢装具士もおり、社会的意義の高い仕事として人気を集めています。

学習期間は3年または4年

義肢装具士は厚生労働省が認定する国家資格で、指定養成施設で必要な知識や技能について学んだ後、国家試験に合格することで取得できます。義肢装具士の養成施設は2016年現在、全国に11校あります。内訳は大学が5校、専門学校が6校となっています。専門学校は3年制または4年制となっています。法律上は大学等で指定科目を履修した者が学ぶことのできる2年制の学校も設置可能とされていますが、実際に設置されている例はありません。資格取得後の進路は、その大半が義肢・装具の製作会社です。障がい者スポーツに適した義肢を製作する運動用品メーカーで活躍している人もいます。また、義肢の調整を専門に担当すべくリハビリセンターなどに就職するケースもあります。